.
レビュー:ニンテンドウ64 [N64]
バンジョーとカズーイの大冒険 ニンテンドウ64(N64)

このゲームは『スーパードンキーコング』のレア社が
生み出したアニマルが主役のゲームです。
「バンジョー」「カズーイ」はもともと楽器の名前です。

主要な登場キャラには、楽器の名前がついています。
そういうこともあってか、このゲームはとりわけ

音楽に力が入れられている
ように思えます。

ベースとなる音楽はステージごとに決まっているのですが、
それを奏でる楽器が状況に合わされています。
たとえば、雪のある場面になると
音楽がオルゴール調になったりします。


ステージ構成は『スーパーマリオ64』に非常に近いです。
次のステージに進むには、
各ステージに10個ずつある「ジグソーピース」を集めて、
ピースの抜け落ちたステージの風景画を完成させなければなりません。

「ジグソーピース」は、まさにスーパーマリオ64で言うところの
「スター」に近いものです。


ところが、このゲームには他にも必要なアイテムがあります。
それは「オンプ」(100個集めると1UP)です。
各ステージにちょうど100個落ちていて、この「オンプ」の個数が
ステージをどれだけ網羅的に動き回ったかという指標になっています。

「ジグソーピース」がステージ外に持ち込めるのに対し、
「オンプ」はステージ外に持ち運ぶことが出来ません。

ミスする、もしくはステージの外に出るまでに
集めたオンプの最高個数が記録されることになっています。

つまり、
100個集める場合はノーミスで集めなければならず
ほどよくシビアになっているわけです。

各ステージの「オンプ」の最高記録の合計の数に応じて、
「オンプドア」呼ばれるドアを開くことができるようになります。


ゲームの難易度はそれなりに難しく、
やりこみ度は大いにあると思われます。

ただ、オープニングが長いのは勘弁して欲しいですね。


また、
このゲームには「謎」がたくさんあります。
しかもそのいくつかは完全クリアをしたときに気が付くことになります。

完全クリアをして「謎」を提示されると、
なぜかそのゲームをまたやりたくなる…
という心理的な面においても、うまく作られています。


 ※以下,ネタばれ要素アリの内容です


 ≫ 続きを読む


Nohm
(2007)

■Xbox LIVE アーケード:
〔配信開始〕 2008年12月03日 1200MSポイント
■発売日:1998年12月16日 ■メーカー:任天堂
星のカービィ64 

星のカービィ3』の続編といえるカービィの待望のN64作。
しかし、カービィのN64初登場は『スマブラ』なので、
少し残念な気はする。

N64でグラフィックが3Dといえども
基本的には横スクロールの2Dアクションで、
カービィの伝統はすべて受け継がれている。
筆者個人の意見としては、これで十分良いと思う。
もともとカービィは2Dが基本であるからだ。


しかし、唯一
3Dに進化している部分があった!
…それは「ゴールゲーム」
前作までは横の座標しかなかったが、奥行きが追加されている!
(言葉では伝わりにくいかもしれないが)


今回のゲームの新要素は
コピー能力のミックスである。
コピーを複合することによってそれぞれの特性を複合し、
より強力な能力を使うことができる。
CMでは2匹の能力を持つ敵を同時に吸い込んでいたがその必要はない。

コピーのミックスの仕方は、
カービィがコピー能力を身につけているとき、
能力を「リフトアップ」というアクションをして
コピー能力そのものを持ち上げて、能力を持った相手にぶつける。

すると、ぶつけた相手の能力がミックスされ、
ミックス能力が完成する。
完成したミックス能力を吸い込んでコピーすることで、
ミックス能力を身につけることができるが、
もちろん同じコピー能力をミックスすることもできる。
組み合わせは多種多様。


その中でも筆者が
最もズルいと思うのが
「スパーク+アイス」である。

なんとカービィ自身が冷蔵庫になり、
その中から食べ物が出てきて、それで敵を攻撃でき、
しかもその食べ物を食べることで体力回復も可能!
かつての「コック」の能力より回復力が高い能力。

…ちなみに、あまり役に立たない能力もあったような…。


なお、今作の登場キャラは
少しマイナーなものが多い。
『カービィ3』のボスキャラとして登場したアドや
デデデ大王などが仲間になる。
無能な敵キャラとして有名なワドルディも仲間。

また、このゲームのストーリーの鍵を握る
リボンというかわいらしい仲間も登場!


今作での集めなければならないアイテムは「クリスタル」。
今回はステージに複数隠されている。

手に入れるには、やはりコピー能力のミックスが重要となる。
全て集めることによって、ラスボスと戦うことができるようになる。


しかし、今回の最終ステージのボス
(ラスボスではない)である
ダークマターはコピー能力を持っていて、
それぞれの能力にちなんだ形に変形するのだが、
その形と同じ能力で攻撃を加えないとダメージを受けないので、
ダメージを与えることが難しく、ゲーム中で最も強いと思われる。

一方、今作のラスボスは倒すのにそれほど苦労しないので、
少し物足りないかもしれない。

当然「ぼすぶっち」もある。難しさはやはり健在!


Nohm (2003)

■発売日:2000年3月24日 ■メーカー:任天堂


TOPページに戻る


inserted by FC2 system